FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

作品紹介・漫画少年ズーム Vol.10

 世の中ヤルだけ漫画は溢れています。絵が巧い作家はたくさんいます。しかし話が巧い作家となると本当に少ない。作者のしげるさんは稀有なストーリーテラーだと私は考えています。

[少年ズーム] の【漫画少年ズーム vol.10】

 毎回イラスト+連載2本+長編1本の構成ですが、特にこの長編が毎回良い。今回はふんどしフェチな方におすすめであるほか、蝉の声と共に心に染み入るような話です。まさにこの盛夏にふさわしい作品といえるでしょう。

もちろん、連載も毎回続きが気になるドキドキの展開ですが、今回その連載の一本が完結しました。次巻からはどうなるのかもとても気になります。

無料ショタ小説「ボール遊び」

無料ショタ小説です。
------------------------
  ボール遊び

 公園に行くといつもいるおじさんはボール遊びを教えてくれた。ボールといってもサッカーボールでも野球のボールでもない。それはとてもあたたかく、やわらかく、毛むくじゃらでしわしわのものに包まれている。
 この公園におじさん以外の人がいるのを見たことがない。だから僕達は堂々とボール遊びをすることができた。
 最近はすっかり慣れてきて、おじさんは自分からボールを取り出したりしなくなった。僕がベンチで隣に座り、ボールのしまい場所に手を伸ばすのを待っているんだ。そしてしまい場所のチャックを下ろすと、そこにはもう固くなったおじさんのバットがあって、少し先端が濡れている。僕はおじさんのベルトをかちゃかちゃと外す。ボールを全部あらわにするには、窓から覗くだけじゃ不十分だからだ。いつも早く見たくて慌ててしまう。そんなに慌てるな、ボールは逃げないから、とおじさんはいつも笑う。
 僕はおじさんのボールを舐めるのが大好きだ。おじさんはバットや、バットの先の方が好きだろう、と言う。特に湿ったバットの先はおじさんが一番舐めてほしいところみたいだ。でも僕はボールが一番好き。そのシワシワっぷりも僕のよりずっと年季が入っててどす黒い。おじさんはおじさんで真っ白いすべすべなのが可愛いと言ってくれるから、僕は喜んでパンツを下ろす。下ろすと僕のバットは勢い良く跳ね上がり、しぶきを飛ばす。このしぶきはおじさんの湿り気と同じだ。公園に来る途中の道のりでもう、僕のしぶきの元はどんどん皮の中に溜まっていく。
 僕のほうは、おじさんと違ってバットを舐められるよりもボールを舐められるのが一番好き。だから僕はこの遊びをボール遊びって呼んでいるけど、おじさんはもっと大人の英語の呼び方があるんだと言う。ボールだってもちろん英語だけど、それよりももっと英語らしい英語だ。
 僕はきっと丸いものが好きなんだと思う。おじさんが喜ぶから僕はバットをくわえ込む。本当はずっとボールを舐め舐めしていたいけれど、くわえ込むとちょうどボールは唇も舌も届かないところに行ってしまう。それが寂しくて僕はおじさんの体に腕を回すと、そこもまあるいからちょっと安心する。そっちの丸いものはそれぞれの手のひらで抱え込むほどあって、バットの根本ほどじゃないけれど毛が生えている。
 おじさんはある日、僕も小ぶりだけど持っているその丸いものと丸いものの谷間に指を入れてきて、いきなりだったからとても痛かった。我慢すれば良くなるというから我慢していたら、ぴくぴくっと指が中で動いて変なところを触って、それが何かのスイッチみたいだったから僕は跳ね上がって、危うくおじさんは指を捻挫するところだった。注意はされたけどおじさんは怒っていなくてむしろ喜んでいた。
 ボール遊びはスイッチ遊びに変わった。僕は思う存分スイッチを押してもらって、そのたびにあんあんとみっともない声をあげた。公園には相変わらず誰も来なかった。ここはそういう妙な空間なんだ、とおじさんはオカルトみたいなことを言った。俺のようなはみだし者だけが惹きつけられる謎の空間。それって、僕もはみ出し者ってこと? まあいいや。スイッチがとても気持ちいいもの。
 でもスイッチにも僕はだんだんと慣れてきて、そうすると僕はまたボールが恋しくなった。姿勢を工夫して、僕はスイッチを押されながらボールも舐められるようにした。お前は本当にボールが大好きだなぁ、とおじさんは右手でスイッチを押しながら左手で僕の頭を撫でた。それがとても嬉しかった。
 僕はおじさんの中にもスイッチがあるのか訊いてみた。あったら押してあげたいと思ったんだ。そうしたら、あるけどお前の指じゃ届かないと言われたのでがっかりした。でもいいや。おじさんがスイッチを押すと、並大抵じゃない電流みたいなビリビリが来るんだもの。おじさんはカンドがよくなったな、と言ってたけどカンドってなんだろう。また英語かな。
 おじさんはある日、指でスイッチを押すのはもうやめだ、と言ったのでええー、と不満を言ったら、バットの先で押すんだって。ただバットは太いから、もっと穴を広げなくちゃいけない。それで最初一本だった指が二本になったり三本になったりしてたのか。でももうそろそろいい具合だからバットを入れるんだって。
 指先は自由に動かせるし、バットは動かせないから指のほうがいいと言ったけど、いいからいいから、と言われて僕は素直に従った。バットの先を僕のスイッチへの入口にあてがって、だんだんと僕は腰を沈めていく。やっぱりそうそう素直には入らなくて、おじさんが僕の腰に手をあてて下のほうに力を入れてくれた。そうしたらだんだんに僕の腰は落ちてきて、バットの先はスイッチに当たった。
 その瞬間のことを僕は一生忘れないだろう。電流が何万倍にもなって僕の身体中を駆け巡った。感電して死んじゃうかと思った。
 僕はバットを舐めるのはあんまり好きじゃないけど、バットでスイッチを押してもらうのは大好きになった。そして、おじさんは腰を上下に動かすとスイッチが何度も切れたり入ったりして、そのたび十万ボルトが流れた。おじさんはすぐに腰を動かすのを止めてしまったけど、僕はおじさんに抱きつきながら、自分から腰を動かした。ああ、自分で腰振ってるな、とおじさんはわざわざ声に出して確認していてとても満足気だった。
 でも僕はおじさんと向かい合いながらするよりももっといい方法を発見したんだ。おじさんと僕が同じ方向を向いて繋がると、おじさんは僕の胸やら足やらをさすってきてそれもとても気持ちいいんだけど、手を下に伸ばして、バットが僕の中に入っていることを確認できる。そして何より嬉しかったのがボールに手が届くことだったんだ。僕は自分の腰を動かしながら夢中でボールに触れた。何より僕はおじさんのボールが大好きなんだと思った。そうやって激しく腰を振っていくうちに、今までで最大の雷みたいな電流が走って、ずっと僕のバットを濡らしてきた透明なやつじゃない、何か白い不思議なものがぴゅるると飛び出した。お、開通だな、とおじさんは言った。
 おじさんもな。昔は出たもんさ。でもね。年をとって病気になって、おじさんのボールが白いのを作ってくれなくなっちゃったんだ。
 一生懸命ボール撫でてあげれば病気治る? と訊いたらそれは無理だ、というので僕は少し悲しくなった。世の中には頑張っても無理なことってたくさんあるんだ。大人になったら思い知る。おじさんはそんなよくわからないことを言った。
 開通したその日は、おじさんは咳込んで、もう帰りなさい、と言った。僕はさびしかったけど、なぜか白いのが出ちゃうとそれ以上やりたいっていう気がしなくなった。
 次の日は、おじさんはもっと具合が悪そうだった。僕は昨日みたいなことがやりたかったのに、おじさんは怖い顔をして帰りなさい、と言ってげほげほと昨日よりずっと激しく咳込んで、僕はそれが怖くてそそくさと帰ってしまった。
 何日かは僕はまたおじさんが怖い顔をするんじゃないかと怖くて公園に行かなかったけど、ある日また行ってみたらおじさんはいなかった。次の日もその次の日も、そのまた次の日もいなかった。

 ある日お母さんが、あのひと気のない公園で浮浪者が死んでたらしいわよ、いやあね、あんまりあそこには近付かないでね、と言った。僕は真っ青になって、どうしたの、身体の具合でも悪いの、とお母さんが言うので、何でもない、遊んでくる、と家を飛び出して、公園に行き、おじさんとボール遊びをしたベンチの上でひとしきり泣いた。泣いてしまうと、僕は自分のボールとバットをいじって、白いものを出した。それがひとしきり遠くに飛ぶのが涙越しに見えた。

 それから一年が過ぎた。僕は年下の男の子を公園に連れてきて、またボール遊びをしている。
プロフィール

Sの自乗

Author:Sの自乗
デジケットpixivで下品な小説やら漫画やらイラストやら公開中。
ショタコンでストライクゾーンは下限なし。
なぜかヲタのくせにスキューバダイビングができる。


最近の記事
最近のコメント
リンク
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
デジケットにて販売中
小説作品 漫画作品
諸旅(ショタビ)の鏡
[自乗の地平] の【諸旅の鏡】
ぷり・ぺあ
[自乗の地平] の【ぷり・ぺあ】
共・有・空・間
[自乗の地平] の【共・有・空・間】
恋と5年とおっちゃんと
[自乗の地平] の【恋と5年とおっちゃんと】
陽太シリーズ
[自乗の地平] の【陽太くん物語(1)】
タルガキ!
[自乗の地平] の【タルガキ!】
赤い縁が色帯びること
[自乗の地平] の【赤い縁が色帯びること】
アインシュタイン・ボウイ
[自乗の地平] の【アインシュタイン・ボウイ】
デジケットショタ小説週間ランキング
デジケットショタ作品全般週間ランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。